Feedback goes where?
えせ国際ビジネスを日本の会社で担当したり、外資「風」の会社で数年働いて自信満々になった人が、本当の外国資本の会社に転職したときには大抵、「何も出来ない自分」にイヤと言うほど気がつきます。言葉もそうですが、末端のギアで良かったそれらの会社と違い、スタッフでも各々がbusinessのownerとしての思慮を求められることが多く、そういうmacroあるいはhigher levelで自分の業務をみる癖がないからということも一因です。
- 別にそれで良いと思います。最初から出来るのならmanagerから始めれば良いしそれが出来ないからスタッフとして入社した訳ですね。全然問題ありません。
- 問題は「何も出来ない自分」をrecognizeしてそのfeedbackがどこに向かうかです。これはものすごく大事だと思います。ある人は「おのれ〜」とおもって猛然と自分のimprovementに努力を重ねます。一方、ある人は「能力のある私にそれを発揮させてくれないこの会社のシステムがおかしい。トレーニングシステムが悪い。上司が悪い」と自分以外にその原因をでっち上げてそれで済ます人がいます。
- 自分の研鑽をしつつそれを必要に応じて提案する形で発言するのはいいでしょう、ただ多くの場合、そういう方はそのことを自分の職場では発言もせずに昔の会社の仕事仲間にあたかも「悟った」ような口調で説明して見せたりして自分の能力の無さを真正面から見つめることをしません。まぁ、愚痴と言い訳です。
- わたしはこれは個人のキャリア形成の中では、かなりシリアスな問題だと捕らえます。殆どの場合、これは個人の性格からきます。井の中の蛙であった自分を正直に見つめることが出来ずに言い訳をその実情を知らない人に説明して自分をごまかす。私生活でもありますよね、こういう傾向。
- 挙げ句の果てには「いいのよ、どうせ私はこの会社で一生働こうなどとも考えてないし」などと最後の逃げ口上まで用意します。これは自分には無理かもしれない、というのがうっすら不安としてあるからなんですね。こういう事を申し上げては反感を買うかもしれませんが、いずれは「結婚・主婦」という逃げ口を自分の中でコッソリと持っているエセキャリアウーマンによくみられる傾向です。(誤解の無きよう申し上げますが、結婚・主婦が悪いものという意味では全くありませんよ)